加藤智大(25)が連続殺傷事件を起した秋葉原の中央通りと神田明神通りの交差点(写真真中)。
外神田は、神田明神(平将門の鎮魂社 写真一番下)のお膝元だ。
そして、靖国神社(写真一番上)の参道をそのまま延長すると、ピタリとこの交差点にぶつかる。
ここは、朝敵・将門の怨霊と国家主義的・英霊が出会う場所、魔界都市的なスポットなのだ。
この事件の1週間後、東北地方で大地震が起きた。
ネットでは、加藤の怨霊が地を揺らしたのではという憶測が流れる。
早くも神(憤怒神)か、アイツは。
まさむね
恵比寿神社は、JR恵比寿駅西口近くの吉野家の先の道を右に折れると正面にあります。
こじんまりとしていて感じのいいスポットになっています。
神社内の由緒書によると、元々は、大六天を奉る天津神社という神社だったのが、戦後の区画整理でこの場所に移された時に、恵比寿様(写真一番上)も合祀して名前も恵比寿神社になったといいいます。
ちなみに、この大六天という神様は「他化自在天」ともよばれますが、他人の幸せを奪う法力を持つという一種のタタリ神。一方、恵比寿様は「ヱビス顔」でも知られる幸せの神様。正反対の神様を一緒にしてしまう強引さが面白いですよね。
でも、この恵比寿様は、イザナキとイザナミの神が2番目に生んだ子(ヒルコ)だったんですが足が萎えていた為、捨てられてしまいます。後の人々がそれを哀れんで神として奉ったそうですが、あのヱビス顔の影に結構、残酷な物語が潜んでいるんですね。そう言えば、この恵比寿神社の勧進元の西宮神社は、正月に神社内を徒競走する「福男選び」(写真二番目)で有名ですが、御足の悪い恵比寿様にこの神事を捧げるっていうのも、残酷っていえなくもないですよね。
さて、話を戻しますが、恵比寿様が合祀されたのは、ここの地名が恵比寿と名づけられた事に由来しています。
元々、この恵比寿という地名は、ヱビスビールからつけられたといいます。
明治20年、日本麦酒醸造会社が設立され、この地に工場を建設。3年後にヱビスビールを発売。
明治34年に恵比寿ビール専用出荷駅「恵比寿停車所(現在のJR山手線)」が開設され、後に周辺の地名も「恵比寿」となったそうです。
ちなみに、私の母方の祖父は、この日本麦酒醸造会社でサラリーマンをしていましたが、私自身は下戸です。
さて、この恵比寿様を象徴する神紋が神社の本堂の正面戸にも飾ってあったあった「柏」の葉です。(写真三番目)
この柏の葉は、神様に食物を捧げる際の皿かわりとして神聖なものとされていました。そこから、伊勢神宮の久志本家、熱田神宮の千秋家、宗像大社の宗像家、吉田神道の卜部家等、古来、神道を守ってきた家の紋所となっています。
勿論、柏は、ヱビスビールのラベルの恵比寿様(写真一番上)の胸にも付いています。こちらは、3枚の柏の葉の間にツルが描かれていて、一般に「蔓柏」といわれています。
この他、柏紋はいろんなバリエーションがあります。例えば、落語家の桂三枝師匠の紋所は「結び柏」(写真四番目 三枝師匠手拭い)、NHKの大河「功名が辻」で有名になった山内家は葉が細い「土佐柏」(写真五番目 山内家宝物資料館HPより)、真珠王で御木本幸吉は「三つ追い柏」(写真六番目、青山墓地にて撮影)。こんなところが柏紋の有名所でしょうか。
まさむね
前回は、親に捨てられた不具者・ヒルコが後に、恵比寿という笑顔神になったという話だったけど、それって鉄腕アトムの出生と似てるって思ったので急遽投稿。
アトムの場合、実の子供を交通事故で失った天才科学者・天馬博士が、その子のかわりにアトムを作るんだけど、アトムの身長が全然伸びない事に怒ってアトムを捨てちゃうんだよね。
でも、その後アトムは、御茶ノ水博士に拾われて、過去のコンプレックスを抱えながらも、正義の味方になっていく。
そういえば、アトムに限らず、俺が子供の頃の少年アニメのヒーローってみんな、親と別れ別れになった子供だったな。
狼少年ケン、風のフジ丸、明日のジョー、タイガーマスク、サイボーグ009、レインボー戦隊ロビン、みなしごハッチ...
60年代の日本の街には、まだ、戦後の混乱の後を引きずっていたせいか、孤児が沢山いた。
そして、彼らは、現代なんかよりもずっと多くの少年犯罪を引き起こしてたんだ。そんな彼らにたいする偏見を修正ために、これらの少年アニメの果たした役割は大きかったのかもしれないね。
まさむね
俺が住んでる町に、焼き鳥屋と小鳥屋が並んで商売していた。
そこを通るたびに、お互い、迷惑してるじゃないかな、なんて思っていた。
しばらくして、焼き鳥屋がつぶれた。
やっぱり小鳥屋の隣で焼き鳥を喰う方がダメージ大きかったんだろうか。
しかし、先日、そこを通りかかってみると、小鳥屋もつぶれていた。
「安定的な卸し先が無くなるって、商売上、痛手だよな。」と俺は心の中でつぶやいた。
まさむね
米国産牛肉の輸入再開に反対する抗議デモが物凄い盛り上がりだ。
政府に対して、政策変更を求める直接行動という伝統は韓国ではまだ脈々と生きていることに驚かされた。(多分、動員屋の力がまだ強いんだろうけど...)
こういった行動が政治を動かすツールとして生きているのは韓国の他にはフランスが思い浮かぶ。数年前にCPE(26歳以下の労働者は、2年以内であれば、雇用者がいつでも首を切れるという法律)に反対する300万人のデモがあった。その際、そういった若年層だけではなく、地方の農民、労働者も連帯したんだよね。
一方、日本では、決まる前は様々な反対運動があったとしても、一度、決まってしまうと、微修正はあるものの、ほとんど、なしくずしに実現されてしまうよね。
韓国やフランスを羨ましいと思う反面、俺は面倒だなと思ってしまうそのメンタリティは同時かならないものだろうか(>自省)
まさむね
毎週のインターフェロンの注射と毎日、レベトール投薬を続けるが思うように数値が減らない。
完治までもう少しなのに...
2回目の人工透析は、まだ厚労省の認可が下りないらしくて、現在はしばらくこの療法を続けるしかないみたいだ。
インターフェロンは皮下注射だから、痛いんだよね。
まさむね
スポーツニュースなんかで、よくやるでしょ。
「これで松井秀喜が5試合連続ヒットです」っていうナレーション。
いつも見ていて、野球って別に連続試合ヒットを競う競技じゃないはずなのにと思う。
スポーツニュースというのは名ばかりで、結局は、海外で元気で活躍している日本人ニュースなんだよね。
だから、不調だったり、出場しなくなった選手は、急にニュースから消えちゃうの。井口はどうなっちゃったの?
まさむね
NHK大河ドラマ「篤姫」は大雑把に言えば、薩摩の片田舎に、島津の分家の娘として生まれた女の子がその運命の糸に引かれて、御台所として、幕末の日本を泳ぎ渡る話だ。
それにしても、篤姫の人間力はたいしたものだ。島津斉彬、島津斉興、近衛忠熙、徳川斉昭、阿部正弘、そして徳川家定と次々と登場する男達を、その実直な物言いと、笑顔でコロっと行かせつづける。
まるで、大河ドラマに朝の連ドラの主人公が迷い込んだかのような篤姫が、一体、どこまで驀進するのか?
歴史物の本によると徳川慶喜とは馬があわなかったらしいので、そのあたりはどう描かれるのか楽しみだ。
まさむね
バブルの頃のモテる条件は3高(高学歴、高身長、高収入)だったが、今は3低(低姿勢、低依存、低リスク)というらしい。
「ラストフレンズ」のタケル(瑛太)はまさしくその条件にぴったりのイイ男だ。
常に、相手の事を気遣う姿勢の低さは、同居人?のミチル(長澤まさみ)から「タケル君は誰をも幸せにする才能があるね。」って言われる。
また、昼間はヘアメイクアーティスト(まだ半人前だが)、夜はバーテンダーと働き分ける彼は、ほそぼそながら自立し、自分の道を進もうとしている。精神的にも経済的にも相手を束縛せず同時に、依存しないタイプだ。
そして3つ目。セックスレスの彼は、ある意味、最高に低リスクな男だ。
※低リスクとは実は、公務員的な将来性のリスクが少ないということらしいが、それだと宗佑(錦戸亮)とかぶるのであえて、別解釈しちゃった。
まさむね
例えば、井沢元彦氏は、現代の護憲憲法を律令(ともに、建前だけの成文法)に、自衛隊を検非違使(ともに、成文法から逸脱した令外の官)に、それぞれなぞらえてその状況を説明される。
また、大塚ひかり氏は、見かけ重視主義、恋愛至上主義等をさして、平成と平安の共通点を指摘している。
いずれにしても、現代の閉塞感はますますつのっているようにも感じられるが、平安時代も多分、そうだったんだろうな。朝廷の政治は一部の公家(藤原北家)に独占され、出世の見込みを失った、他の氏族(源氏や平氏)は地方に下り、実力を蓄える。地方の治安の惨状をきっかけに徐々に中央政府への不満が醸成、そして爆発。平将門の乱、前九年の役、そして、平家政権を経て、鎌倉幕府誕生にいたるのである。
そんな、1000年前の流れを見ていると、今後の日本を占う上で重要なキーワードが浮かび上がってくる。
日本が変わるには地方の活性化が必要不可欠なのだ。
そこで、橋下さんのように、失敗して元々の人材が、地方でやりたいことをやり、言いたいことをする事が、閉塞的な時代を動かしていくんだろうな。
まさむね