Archive for November, 2000

捏造おやじと僕

Friday, November 10th, 2000

旧石器発掘捏造おやじの事が大々的に報じられて、僕がまず思ったのは、「遺跡を掘ってなくてよかった。」という事だ。僕はたまたまそっちの業界にいなかったから、発掘捏造しなくてすんだのかもしれないからだ。あぁよかった。
でも誰だってズルとかするでしょ。(でも、おとといの書き込みはただの失敗だよ。念のため。)
それほど、功名心って誘惑あるよね。以前、朝日新聞のカメラマンが沖縄のサンゴ礁に自分で傷をつけて、撮影して記事にしたっていうのがあったけど、そういう功名心の誘惑に負けた人の歴史とか、系譜って誰か探ってくれないかな。

旧石器発掘捏造おやじも、そのあたりに目をつけて、大手を振って、功名心評論家(次にそういう事あったとき、コメントするやつ)に転進すればいい。すでに、会社も辞めちゃって、収入無いし、しかも今回の事は犯罪にはならないらしいからさ。
それにしても、あの記者会見の時、ずっと下向きっぱなしで、チャンス逃したね。植木等調で「かっかっかっ。バレましたか。気にしない。気にしない。」ってやって欲しかったって..そんなの無理か。

あと、ちょっと嫌になったのが中国とか韓国の反応。日本人全員に潜在的原因があったみたいに解釈しやがって。反論出来ないのが悔しい。毎日新聞もバカだよな。発見した時に、内密にして、捏造おやじを、そのまま「神の手」として、中国や韓国に輸出して、そこで新たな原人でも大発見させて、盛り上がらせてから、スッパ抜けばよかったのに。

まさむね

三田の二男論

Thursday, November 9th, 2000

三田の二男が話題になっている。面白い。
好きな本「若きウェルテルの悩み」、趣味「吸引」だって。
三田佳子は、前回の逮捕の時に、「女優生命を賭けて、原因を究明します。」と言い、女優を休業して、二男と一緒に旅行に言ったり、本を読んだりしたらしい(脚本家・井沢満氏談)が、18歳にもなって、親と一緒に本を読むって何の本だよ。
さて、今後の展開であるが、父親が記者会見で見せた「バカだけど、いい奴なんですよ。(泣笑時々無気味)」という気持ちの悪い薄暗さを払拭するには、次の三田自身の一世一代の大泣き、大芝居しかない。おそらく、それによって、女優生命を賭けてもというあのセリフがリアリティを帯びてくるのだ。

まさむね

田中康夫 森喜朗 鳩山兄弟

Tuesday, November 7th, 2000

その県知事就任の挨拶回りの時に、彼の名刺を折り曲げた局長に対して、「局長の発言もお互いに長野県を愛すればこその、真摯な気持ちの表れ。ともに県政をはぐくみたい気持ちがある」と述べ、相手の反論を完璧に封じ込めた上で、プライドをズタズタにして、しかも己の人間の大きさをアピールした田中康夫の嫌味は、彼が今までに書いたどんな小説よりも、エンターテインメントとして、上等だ。
一方、内閣支持率が15%になってしまったにもかかわらず、相変わらずラグビーや大学野球観戦などを続け、「こんなときにいかがなものか。」と政府内からもたしなめられる森総理の馬鹿殿ブリもそれに全くヒケをとらない。次にどんな地雷を踏んでくれるのかが楽しみだ。
それに対して、森首相にはどんどん地雷は踏んでもらっても、辞められては困ってしまう民主党の鳩山氏はその髪の毛の「決まらなさ具合」くらいしか見せ所が無い。全く弱いキャラクタだ。
このあたりで弟・邦夫との妻の貶しあいでも復活させたらどうだろうか。

まさむね

「ゆず」について

Thursday, November 2nd, 2000

「ゆず」の歌は、保守的な労働者階級の歌である。
その不自由さは、バンカラな私小説といった感じの「嗚呼青春の日々」という少々大時代的なフォーク演歌の叫びに凝縮されている。
この歌の特徴は、粗野で素朴な歌詞と、譜割の複雑さだが、そのゴツゴツとしたアンバランスさがちょうど、若者が自分を持て余している感覚のメタファになっていて、歌詞の中の若者像は、この30年間、何も変わっていないのではないかと思わせるほど古典的だ。
リーダーの北川はグローブのケイコとの噂があったけど、どうなったんだろう。なんだか「東神奈川」が「六本木」に恋しているみたいで座りが悪かったよね。
あと、関係ないけど、新曲の「飛べない鳥」の「ほらごら~んよ~」というところは「オラのラ~イオ~ン」って聞こえるのは僕だけだろうか。

まさむね

オタクとエイベックスと携帯と。

Wednesday, November 1st, 2000

男子高校生の性体験が40%を越え、女子を抜き返したという東京都の発表が先日あったが、この事と、最近、オタクが激減している事とは、何らかの関係があるに違いない。そういえば、古典的オタクは、どこにいったのだろうか。茶髪にして、街にまぎれてしまったのだろうか。

一方、先日、昨年のMp3を連続して流していて気づいたんだけど、エイベックス系の音楽って行動へと、せき立てるような,勇ましい感じの曲が多いよね。それがなんだかとても古く感じる。その古い感じというのは、携帯電話の普及によって、女子高校生の消費傾向が通信費用に移行し、そんなに急いで街で闊歩するよりは、ダラダラ時間をやりすごす方が楽って思いだしたことと関係する。エイベックスの凋落と携帯の普及は符合している。

関係ないが、モー娘の保田の居心地の悪さは、彼女の無理した立ち振る舞い、歌うときの表情、頭の悪さが一人だけエイベックス系だからに違いないと思う。プッチモニの新人・吉沢のだらけ方をどなりつけたという保田の気持ちもわからなくもないが...

まさむね