平成の平安化を踏まえて、橋下知事に期待

平成の現代は平安化しているという論評をたびたび見かける。

例えば、井沢元彦氏は、現代の護憲憲法を律令(ともに、建前だけの成文法)に、自衛隊を検非違使(ともに、成文法から逸脱した令外の官)に、それぞれなぞらえてその状況を説明される。
また、大塚ひかり氏は、見かけ重視主義、恋愛至上主義等をさして、平成と平安の共通点を指摘している。

いずれにしても、現代の閉塞感はますますつのっているようにも感じられるが、平安時代も多分、そうだったんだろうな。朝廷の政治は一部の公家(藤原北家)に独占され、出世の見込みを失った、他の氏族(源氏や平氏)は地方に下り、実力を蓄える。地方の治安の惨状をきっかけに徐々に中央政府への不満が醸成、そして爆発。平将門の乱、前九年の役、そして、平家政権を経て、鎌倉幕府誕生にいたるのである。

そんな、1000年前の流れを見ていると、今後の日本を占う上で重要なキーワードが浮かび上がってくる。
日本が変わるには地方の活性化が必要不可欠なのだ。

そこで、橋下さんのように、失敗して元々の人材が、地方でやりたいことをやり、言いたいことをする事が、閉塞的な時代を動かしていくんだろうな。

まさむね

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