なずなはヒールだ

August 15th, 2000

NHK朝のドラマ「私の青空」の主人公の「なずな」は傍若無人で独善的である。でも振り返ってみれば、私が小学校の頃に見た朝ドラの主人公たちも、かなり独善的だったような気もする。ただ、それが傍若無人に見えるか、かわいそうかに見えるかの違いだけなのだ。
もちろん、「かわいそう」という演出がされていないのは現代的で好感は持てる。ヒールの主人公というのもありだ。
そして、彼女の最大の被害者が無法松役の大仁田だ。実際は新日本では、ヒールレスラーの大仁田がここでは完全な善玉なのが面白くも不思議だ。

まさむね

モーニング娘。なっちとノアの垣原

August 10th, 2000

モーニング娘。の安部なつみの欲しいものが「どこでもドア」という本来だったら、ファンタジックアンサーになるはずの答えがFOCUSのおかげで、いきなり薄暗いリアリティを帯びてしまうのはなんとも気の毒だ。いっその事、中沢のように欲しいもの=男と開き直っておいた方が被害は少なかったかもしれない。
それにしても、ノアの垣原だ。旗揚げ第2戦の出場メンバーにいなかったことからはやくも、ノア脱退かとの噂も流れている。ノアの規制緩和の建前に喜び勇んだ垣原は、宴会の無礼講を勘違いした新入社員のようなものかもしれない。それにしてもどうなるのか。

まさむね

ノア旗揚げ

August 9th, 2000

全日本プロレスを脱退した三沢達の「ノア」旗揚げ興行に行って来た。
馬場(あるいは馬場家)という規制下では、お題目だけだった「好きにやれ」がそのまま表現されていたリングは、グローバル化の波にさらされた後の日本金融界の比喩として見ても楽しかった。ただ、観客はただ、三沢、小橋の元気な姿をみにきていたのだろう。その取り残され方も楽しかった。

本来だったら、高山やオブライト、垣原が全日に来たときに出現するべき風景がそこにあったのだと思う。
しかし、そのグローバル化についていけない浅子、大森、田上等の醜い抵抗が楽しみだ。

まさむね

夏服を着た・・・・

May 24th, 2000

陽気がすっかり良くなって、通勤途中にすれ違うプー太郎も夏のラフなスタイルであった。その足元はドクター中松のジャンピング・シューズで、彼らの世界をちょっとうらやましく思った。
9時5時で往復する私の隣を軽やかに自由に跳ね回る彼ら・・・。
以前勤めていた会社は代々木公園の南の斜面の向かいに面していて、せっせと仕事する私の目前には、夏の彼らが芝の上でヌーディストと化していて日焼けに勤しんでいた。

私もアーウィン・ショーにならってクルボアジェでも飲みながら、現実から目をそらし彼らに思いを馳せることにしよう

常識の範囲外では楽しく暮らせるパラレルな世界があるに違いない

ところざわ

ゲームは残酷?

May 15th, 2000

いつも事件が起こると、青少年を残虐にした要因としてゲームが(あるいはビデオが)槍玉にあがるけど、ホントに残酷かなあ、あくまで想像、フィクションの存在だけど、まあ、野球で肋骨折ったり、教師の暴力で怪我したり、昔からのこの社会の方がよっぽど怖いよって感じです。
いや、でも、スポーツするプロやアマの健全な精神をうたがっちゃいけませんね。
中日の星野の男らしい姿は、賞賛に値しますね。
去年のペナンとレースはオリックスとダイエーのスカウトの自殺から王の存在自体をかけた暗闘だったけど、ことしは、選手対審判の暗闘でしょうか、ホントに肋骨折ったのかって、疑っている元選手もいたからね。
いや、野球なんて6球団全部言えないほどの関心しか持ち合わせていないんですけどね

ところざわ

I LOVE YOU メール

May 10th, 2000

I LOVE YOU メールが来なくって少し凹みました。来たらきたで怖いけど、来ないと寂しいものがあります。同僚には来た見たいだし・・・・。夏の海は人混みの砂浜に行かないと海って感じがしないのと一緒でしょうか。やっぱ。世間で話題のものは参加したいものです。このWEBとメルマガもGWのかなり前から凍っていましたが徐々に再開していきます。

バスがらみは事件は、事件の核心はさておき、既存のマスコミ対インターネットのコミュニティの対立に置き換わりつつありますね。現場ではしゃぐ野次馬と被害社宅の前で全国放送にはしゃぐ地方局のアナウンサーは等価でしょう。犯人の顔写真もネットで公開されて騒いでいますが結局マスコミがとったものだしね、彼らが見れて一般人が見ちゃ行けない理由はないはずです。

そんなことより、やっぱ、横田基地に進入し軍用機のシートに座ってアメリカに亡命しようとした家族の方が想像を超えていると思うのだけど。なぜなぜ?こっちの方が理解できないよ

ところざわ

気なる保田の今後

April 28th, 2000

今朝、モーニング娘。の市井さやかが脱退というニュースをテレビでやっていた。
朝のワイドショーのトップだった。半年前の石黒の時と比べると格段の扱い。このままモーニング娘。にとどまってもメインになれる確率はあまりにも低い。だからこそ、絶頂の今、脱退するとは、さすがに聡明だ。もちろん、その聡明さは今後の活動でこそ試されるのだが...
市井がいなくなると保田も後藤も言語能力がないから、どうなるのかプッチモニ。
後藤はモー娘のクリーンアップだからいいにしても、あわれな保田の今後はどうなる?
飯田とともに注目だ。

今週の深読み。
誘拐事件で無事保護された徹君の目が笑ってないのが気になって仕方が無い。
父親に抱きかかえられた時に、手は振っているのだが、目は笑っていない。彼を紹介する一連のスナップショットもどれもこれも目が笑っていない。これは彼が宿命的に持つスティグマ(聖痕)なのだろうか。

まさむね

若乃花の神

April 20th, 2000

文芸春秋今月号に若乃花の引退後の気持ちなどが書いてあり、約90%はどうでもいい感謝系の人情話だったたが、その中で自分が横綱になれたのは、「他の人よりもより神が手助けしてくれたから」と述べているくだりがあり、ちょっとハッとさせられた。
でも、横綱で優勝できなかったのは、横綱になってから神が助けてくれなくなったからだというような事も言っていた。
元々横綱というのは、神が宿る肉体として、注連縄をつけていたはずだ。それが形式だけじゃなく、実感としても若乃花の口から語られたということは面白いと思った。
同じ号の文春に、女子マラソンの五輪代表問題が出ていて、いろいろと書いてあったがこの記事のポイントはその東京、大阪、名古屋の大会がそれぞれ、新聞社(テレビ局)の宣伝として機能しているため、一つにすると他のレースが興ざめになるから、各社が反対しているのだということ。それに関しては、正直、建前論だけのテレビのニュース解説番組だけ観ていても読み切れなかったが、言われてみればそうだな。

まさむね

TVドラマ雑感

April 18th, 2000

現クールのTVドラマを斜観した感想。
金曜日の夜のTBSの「IWGP」と「クイズ」は、ちょっと場面展開とかが、奇をてらいすぎていて、保守的な僕には疲れるが、「大人計画」出身の阿部サダヲと温水洋一がそれぞれ出ていて、すでにこういった現代の退廃的ドラマには欠かせないキャラ達なのだなぁと感じさせる。(「大人計画」の詳細は他Web参照の事)
フジの月9「天気予報のナントカ」は、凡庸だが、安心して見れる。音楽とかが後ろ向きでいいね。深津絵里はいつのまにか、「この人がやっている役は美人じゃないんだ。」と踏まえてみないと話がよくわからなくなる「不美人記号としての女優」になってしまったが、今回もそうだ。
もともとキムタクの本拠地だった時間帯だけに、「ビューティフルライフ」以降が気になった月9だが、この「視聴率はあきらめました。中身で勝負です」路線は、企画が間に合わなかったということか。
あと、自閉症系のドラマがあったが、それは見逃した。
以上。

まさむね

目の話と叶姉妹

April 17th, 2000

最近、目が悪くなったと思っていたら、雑誌でこんな記事を見つけた。
目が悪くなるという事は進化だと。草原で動物を追っていた頃の人類だったら、遠視というのは一つの長所だったが、現代においては、そういった能力はほとんど必要無くなっている。それよりも、30cm目先の端末を長時間見つめていても疲れない目こそ、重要であり、それこそ人類の進化なのだと。
それはともかく、叶姉妹である。昔の男の暴露本に対して、訴訟か?という展開に我々は何故、ワクワクしてしまうのだろか。我々は彼女たちに何を期待しているのであろうか。
本物の上流階級人の定義として、「叶姉妹みたいじゃない人」というのがあるが、逆にそう言われるのが彼女たちの価値だ。
だから、姉妹が有り余る金を有珠山の避難所とかに寄付したとしたら、ワイドショーからも遠ざけられるであろう。善行に対しては他人は見向きもしないからだ。

まさむね