笑いの主は国会の党首討論における小沢一郎だ。福田康夫が「かわいそうな位ですよ。」と懇願しているのを一瞥しての高笑いだ。
ヒール大物政治家の面目躍如と言ったところか。
しかし、そもそも、ヒールがその象徴として見せる高笑いはいつから始まったのだろうか?
例えば、古事記では、号泣し、そして怒りの感情を露わにするスサノウはアマテラスとの対比で完全にヒールだ。(高天原を追放された後は、そうでもなくなるが...)また、源氏物語でも、ヒール役の弘徽殿女御は、常に怒り、嫉妬、蔑みの感情を隠さない。
相手に対して、不快となるであろう感情を隠さないというのが古来からの日本におけるヒールの所作なのかもしれない。
今後、研究/考察してみるつもりだ。
まさむね