今回の秋葉原の通り魔事件に触れて、今から40年前に起きた永山則夫の連続ピストル射殺事件の事が気になりだす。
母親との確執、特異な少年時代、北の大地霊、染付いた訛り、劣等感…
寺山修司が内面に抱えたコンプレックスは、同様に永山則夫が抱えた問題でもあり、それは同時に、加藤智大の底流にも流れているものか。
『永山は殺人鬼という名の異常者か?そうではない。もしも、永山が最後に手に入れたのが、ピストルでなく、想像力だったとしたら、この事件はまったく性格の異なったものになったにちがいない。』
寺山修司は永山則夫に関して、上記のようにコメントした。
今、寺山が生きていたら、今回の事件をどのように評した事であろうか。
まさむね