Archive for the ‘社会問題’ Category

寺山と永山と加藤智大

Wednesday, July 2nd, 2008

今回の秋葉原の通り魔事件に触れて、今から40年前に起きた永山則夫の連続ピストル射殺事件の事が気になりだす。

母親との確執、特異な少年時代、北の大地霊、染付いた訛り、劣等感…

寺山修司が内面に抱えたコンプレックスは、同様に永山則夫が抱えた問題でもあり、それは同時に、加藤智大の底流にも流れているものか。

『永山は殺人鬼という名の異常者か?そうではない。もしも、永山が最後に手に入れたのが、ピストルでなく、想像力だったとしたら、この事件はまったく性格の異なったものになったにちがいない。』

寺山修司は永山則夫に関して、上記のようにコメントした。

今、寺山が生きていたら、今回の事件をどのように評した事であろうか。

まさむね

若者が消費しないという話

Monday, June 23rd, 2008

若者が消費しないという特集(最近、これをテーマにした特集多いよね)をズームイン朝でやっていた。

最近の20代は、車は買わない、酒は飲まない、貯金が趣味…とのことだ。

少子高齢化、年金の破綻、治安の悪化、環境問題等による将来の不安に加えて、自分達の不安定な労働条件。
こんな状況の中、彼らが消費に走らなくなったのは当たり前だ。

しかし、特集の最後、局の女子アナが、「みんな偉いですね。私なんか、この前、ガチャポンで10000円使っちゃった(笑)」って、空気読めないのも一つのヒール芸だな。

まさむね

オタク文化の将来

Wednesday, August 23rd, 2000

テレビゲームが全く売れないらしい。来月のプレステゲームの発売予定数が50タイトルなのに、総出荷予定数が30万個だそうだ。ということは1タイトルあたりの平均で6000本ということになる。これじゃあ、昔の3DOだ。
一方、最近は漫画を読む人も減ってきているという。学力低下により、漫画を読める人は、ある程度、優秀な人だというから、そうでない人は漫画も読めないということだ。日本で唯一世界に通用するオタク文化の将来は極めて暗いといわざるを得ない。

まさむね