いろんな事件が起きるようになって久しいけど、そのたびに、ドラマのような事件って言っていたのが、すでに、ドラマにもならないような事件の域に突入していますよね。
ある男(39)が自分の彼女(17)を自分の家族の目の前でメッタ刺ししたという事件とか、自分の彼氏(19)が同居していた子供(13)(自分の友人から捨てられた子供)に指示して、自分の幼子を熱湯につけさせて重体を負わせたという事件とかを、我々はテレビを見ていてただ唖然とするしかない。
精神異常だとか、家庭環境だとか、社会とか学校とかでは、もう説明がつかないよね。テレビというメディアはそういった事件をなんとか一般大衆の想像出来る範疇に丸め込む(凡庸化)のが仕事なんだけど、もうそれも、出来ないですね。
これじゃあ、基本的に同情(シンパシー)で成り立っているテレビドラマが置いていかれるしかない。高度資本主義社会は、すべてのものが商品化される社会だととりあえず定義できるけど、いろんな事件は、そんな社会に対する暗部からの抵抗という感じもしますね。
私の「自転車事件」にしても、社会全体に漂う不思議な雰囲気と同調した不気味さがありますよね。本当は、偶然の重なりなんだけどね。
ところざわさんのご指摘通り、「まさむね。」はモー娘の影響でした。
まさむね。