人間力は前世の言い換えに過ぎない。

久々に「オーラの泉」を見た。

小島よしおと美輪明宏さんとの絡みが興味あったからだ。
美輪さんは小島よしおの新ギャグの「パツキンピヤァ~」ってやられて大笑い/大喜びしてたな。これには僕も釣られ笑い下よ。

しかし、しばらく見ないうちに、この番組から、「生まれ変り」とか「前世」「来世」みたいな怪しげな話が一切なくなっていたのには驚いた。
BPO(放送倫理・番組向上機構)からの勧告(?)というのも大きいんだろうけど、世間の風向きが微妙に変ってきた事の反映ととらえるべきなのであろうか。

じゃあ、霊界的コンセプトの代わりに、美輪さんと江原さんがどういう概念を持ち出したかといえば、それは「人間力」だ。

小島よしおが、自分が一発屋ではないか?という不安を吐露したのだが、美輪さんは笑って、「アンタには人間力があるから大丈夫よ。」と応えていた。
小島よしおは、唐突なお褒めの言葉にキョトンとしていたな。

しかし、この世にはびこる「○×力」のたぐいの中で、人間力ほど、胡散臭い概念はないよね。
だって、これって、わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからないでしょ。

結局は「前世」というコンセプトが、非科学的って言うんで、それを言い換えただけなんだよね。この概念。

人をどうやって褒めたらいいかわからない時にこそ、こういった概念が出てくるんだよ。

「君って人間力あるね」って言われたら、「貴方にもありますね」って言い返せるくらいの心の余裕が欲しいよね。

まさむね

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