「スキャンダル」最終回を残して推理してみました

最終回一回を残して、「スキャンダル」は佳境に入ってきた。
 
しかし、それにも関わらず、いまだ全体像が見えてこない。
 
今回の最後の推理だが、我ながらかなり苦しいと思われるが、精一杯考えてみたので、宜しければ一読お願いします。

 
キャスト

高柳 貴子 – 鈴木京香
高柳 秀典 – 沢村一樹

河合 ひとみ – 長谷川京子
河合 雄一 – 光石研

鮫島 真由子 – 吹石一恵
鮫島 賢治 – 遠藤憲一

新藤 たまき – 桃井かおり
新藤 哲夫 – 石原良純

白石 理佐子 – 戸田菜穂
久木田 慶介 – 加藤虎ノ介

川島 礼二 – 植田浩望
水谷 隼人 – 細田よしひこ
勝沼 龍太郎 – 小日向文世
  ◆
まず、8年前のクラブでの久木田による金沢傷害事件の真相だ。
おそらく、この事件は、雄一の画策により、久木田が金沢に対して傷害事件を起こさせるように仕向けた事件だった。
まず、金沢と雄一が、クラブで、暴言を吐き、久木田を怒らせる。
その流れの中で、久木田が傷害事件を起す。
そして、示談交渉になる。
理佐子は、かつての上司・新藤たまきから、夫の弁護士・哲夫を紹介されるが、哲夫の能力がなかったため、示談金=1000万円を支払うことになる。

理佐子は、その後、秀典、賢治とのお付き合いを継続し、示談金の一部を彼らに借金する。
必死に返済する理佐子だが、金沢は、さらに金をゆすろうとする。さらに、理佐子の体を要求する金沢。
そして、さらに雄一は、金沢と理佐子の仲介役をさせられる。
しかし、その間、理佐子と雄一にも関係が出来る。
罪悪感はあれど、どうしようも出来なかった。これで、雄一は理佐子の言いなり状態となる。
  ◆
さて、結婚式間近になり、理佐子は金沢と手を切るための手切れ金として、秀典、賢治に借金を申し込むが二人に断られる。
おそらく、この時、「お互いの浮気関係を貴子と真由子にばらすぞ」などと、理佐子から逆に脅されていたのではないか。
その後、二人は理佐子の言いなりに近い状態に立たされる。

そして、結婚式当日。妻4人は結婚式に出席しているので夫の行動が確認できない状況で、理佐子の計画が実行に移された。

まず、雄一は、理佐子から金沢を六本木に呼び出すように指示される。
また、秀典と賢治は、殺人現場に近くに待機させられる。
理佐子に「金沢と手切れ交渉するが、もしも、自分が危なくなったら助けて欲しいので近くにいて欲しい」などといわれていた可能性がある。
さらに、理佐子は、哲夫に対しては、たまきを出迎えるために、六本木まで出て来させる。殺人直後のタイミングで、現場から理佐子をピックアップさせるようにしたのだ。

そして、理佐子は、金沢をラブホテルに連れ込み、そこで、金沢を殺害しようとする。
しかし、理佐子の殺害計画は失敗する。ナイフで金沢の足をさすが、致命傷には至らせることはできなかった。

そして、その状態で理佐子がその場から突然、失踪する。
  ◆
実は、理佐子は、久木田との結婚はあきらめていた可能性がある。
この殺人を犯す事によって、理佐子は、金沢との関係を清算する。
そして、それと同時に、理佐子は、過去に汚れた自分との縁も切ってもらい、久木田には国際ピアニストとして新たな人生を送ってほしいと願っているのではないだろうか。
  ◆
現場に残された雄一、秀典も呆然とするが、すぐにその場から逃げる。
そして、理佐子は哲夫に発見されて、新藤家へ。亡くなった駿介の部屋に入るのだ。

これはあくまでも、理佐子個人の計画だが、逮捕されたとしても、彼女の証言によっては、雄一、秀典、賢治、哲夫の4人は怪しい立場に立たされるのだ。
共犯ということにならなくても、少なくとも理佐子との関係がそれぞれの妻にばれてしまうのだ。

これで、4人の平和な結婚生活が壊れることになる。
これが、理佐子が初回の結婚式の時に、「私は勝ったわ」と言った理由ではないのか。

上記の計画が実行されれば、理佐子にとっては、自分は純愛を全うし、他の4人は偽りの結婚生活をしていたという事実をつきつけることが出来るからだ。
  ◆
次回の予告によると、理佐子は殺人計画の容疑で拘留。
そして、4人の妻は、理佐子逃亡の幇助の容疑で別に拘留となるようだ。
  ◆
しかし、すぐに4人は釈放されるだろう。そして、それぞれの結婚生活にどう、決着をつけるのだろうか。
4組とも、離婚、4人の妻は新たな生活に向かって、お互い励ましあいながら、前向きに生きようと決心する。という終わりがスッキリするように思えるが、果たしてどうなるであろうか。

まさむね

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