HELP!

HELP!

TOCP-51115
1965年8月6日発売(英)

●A面は映画「Help!4人はアイドル」のサントラ
●B面は当時の新曲(カヴァー曲は2曲)
●本作は「A hard day’s Night」で個性的なロックンロール自作自演者集団としての完成形に到達したビートルズに、新たな芸術性と作品性が芽生えた事を感じさせる。(ザ・ビートルズ大全)

典型的なアイドル映画の「Help!4人はアイドル」。ある意味、「ビートルズという名の産業」はメンバー4人を容赦なく消費しようとする。勿論、ファンも同様だ。彼は表面的にはその需要に従って、スイスに行ったり、バハマに行ったり、演技したり演奏したり、溌剌はところを見せてくれる。

しかし、どう見てもビートルズは真っ白なゲレンデも青い海も似合わない。彼らが本当にやりたかったこととのズレは明らかだった。タイトル曲Helpはジョンの内面の叫びの究極の形だし、ポールの作ったYesterdayは次の時代のビートルズの可能性を内包していた。

最後のDizzy Miss Lizzyのむなしいジョンの叫びとよくトチるジョージのギター。そんな時代をある意味最も象徴する1曲。この空虚さは、ビートルズはもうすでに、このステージにはいないことを示していた。

Help!
★★★★★


◆(Lennon=Maccartney) V=John 収録日=1965/4/13

●映画「Help! 4人がアイドル」の主題歌。
●『なんでも鑑定団』のオープニング曲。


ジョンが自分の心情をストレートに吐露した曲。アイドルとしての自分から逃れたかったんだろうな。ジョンは。でもこの曲が「4人はアイドル」の主題歌っていうのは全くの皮肉だよね。映画自体は、リンゴの指にはめられたルビーの指輪をめぐるドタバタ喜劇。その主題歌がじつは、こんなに切実だったなんてこと、当時は誰も気にもしなかったって事が不思議だよね。
でも、ビートルズっていう飛ぶ鳥を落とす勢いのグループのリーダーの内面がこんなだったってことがビートルズをめぐる神話の始まりを予感させる。ただのアイドルグループじゃなかったってことさ。

注目は次の1行

My independence seems to vanish in the haze.
あの頃の独立心はどこかへ消えちゃった

これは、多くのことが自分自身では決められない状況になってきたって事でしょ。忘れがちなんだけど、ジョンはクォリーメンを結成してから、デビューするまで、7年位かかってるんだよね。恐らくその下積み時代、どうすれば成功するのかって考えて、いろいろ自分で考え、行動し、失敗し、またやってみての繰り返しだったんだろうな。その時代は、独立心こそポリシーだったはずだ。

でも、ビートルズとしてデビューし、その役割を演じるようになる。そして段々、疲れてくる。このころのジョンには相当ジレンマがあったんだろうな。

初期ジョンの最高傑作。この疾走感がたまらない。

The Night Before
★★★☆☆

◆(Lennon=Maccartney) V=Paul 収録日=1965/2/17

●映画では原っぱでの演奏シーンに流れる。


ポールの軽快なロックナンバー。映画では、実物の陸軍第3師団の砲兵、機関砲兵、騎馬砲兵隊なんかが現れて最後は、大爆発する。その時のこの曲って全く意味は無い。

この頃のポールの標準的な曲かな。

You’ve Got To Hide Your Love Away
★★★★☆

◆(Lennon=Maccartney) V=John 収録日=1965/2/18

●映画では、部屋の中でのシーン。フルート奏者はビートルズ始めての外注ミュージシャン。
●邦題は「悲しみはぶっとばせ」 。


ジョン自身、ディランの影響を受けたというのがこの曲。注目は次のフレーズ。

Everywhere people stare each and every day
I can see them laugh at me

毎日どこへ行っても みんながじろじろと見る
僕をからかいながら

ジョンは見られることを商売にしていながら、逆に見られることを物凄く嫌がるよね。そして笑われることに異常に繊細になる。
この歌のこの部分もそうだし、他には、こんなケースもある。

1)You can’t do that
You talking that way They’d laugh in my face
ほかの男といちゃついていたら俺が笑いものになるんだぜ
2)I’ll cry instead
Don’t want to cry when there’s people there,
I get shy when they start to stare
人前では涙を見せたくない じろじろと見られたら決まりが悪いからね

ジョンが段々と、自分の世界を作っていく過程の曲。ディランの影響か?

I Need You
★★★☆☆


◆(George) V=George 収録日=1965/2/15,16

●ジョージ2曲目のオリジナル曲。
●ギターは、ボリュームペダルを使っている。


ジョージ特有の歌のパートが楽器の後を追うような感じ(上手くいえないけど)なのはこの曲からだよね。そういう意味で個性を確立した曲って言えるのかも。このちょっと遅れるってのは、ボリュームペダルによるギターもそんな感じだよね。最初は上手くいかなくて、ジョンが手でペタルを押したなんているエピソードが伝わっている。

さらに、いえば、このちょっと遅れるっていうのって、ジョージのギターソロのひとつの特徴でもある。僕がベストだと思うビートルズ時代の彼のギターソロは、アビーロードのB面のPolythene PamShe Came In Through The Bathroom Windowのつなぎとところなんだけど、そのソロも遅れるような遅れないような微妙な間がいいんだよね。

また、ついでに言えば、その「ちょっと遅れる」ってことは、人生にも言えるよね。常に、ジョンとポールの後をついていくのがジョージの個性だからね。

なんともジョージらしい曲。

Another Girl
★★☆☆☆


◆(Lennon=Maccartney) V=Paul 収録日=1965/2/15,16

●ポールがリードギターを弾いている。


映画中では、ギタパク(アフレコ)でジョージが弾いているフリしていたような記憶。

記録によると一度、ジョージの演奏で収録したリードギターをポールが自分で演奏して差し替えたそうだ。かわいそうなジョージ。でもみんながこっちの方がいいよとか言ったんだろうな。ちょっと横暴なポールでした。でも、この後、そんなポールのわがままは段々増えていくんだよね。でも、ポールの場合、そういう風に強引にやった事が悪くないんだよね。だから逆に始末が悪いともいえるんだけどさ。
怖い1行は以下。楽器関連のわがままさもそうだけど、歌詞もかなりわがまま。これが、ポールの個性なんだけどさ。よく言えば、無邪気なポジティブですね。

I ain’t no fool and I don’t take what I don’t want
欲しくないものを選び取るぼどバカじゃない

おいおい、これが別れを切り出す時に使うセリフですか、ポール。僕には別の女が出来たんだ。しかもその女は、(Nobody in all the world can do what she can do世界中の誰も出来ない事をしてくれる)なんだって、そしてそれは何をしてくれるかって言えば、

For I have got another girl. Another girl.
Who will love me till the end.
Through thick and thin
She will always be my friend.
死ぬまで僕を愛してくれるような娘さ。楽しいときも苦しいときも彼女はいつだって僕の友達さ

ということ。若いなポール。なんで新しく出来たばっかりの恋人にそんな断言ができるんだ?まぁ、後々、そういうのは幻想だってわかるんだろうけどね。尤も、それがポールの無邪気でかわいいところ。こんな陽気な曲に乗せられちゃ、憎しみもぶっとばされちゃうよね。

演奏、詞ともにポールの強引さが前面に出た曲。

You’re Going To Lose That Girl
★★★★☆


◆(Lennon=Maccartney) V=John 収録日=1965/2/19

●邦題は「恋のアドバイス」 。


日本ではシングル盤で発売されたんだよね。だから、その昔のビートルズベスト10とかに、この曲とかロックンロールミュージックとかが、それなりに上位に入っていた記憶があるよ。僕は好きだ。映画では、リンゴのタバコの煙でコーラスをする他のメンバーっていう絵が印象ある。アイドルがタバコってそういうのがまぁ、許されていたんだろうか。

ヤアヤアヤアのジャケの表紙でジョージがタバコをくわえている写真が1枚あってそれが物議をかもしたっていうの聞いたことあるけどさ、このシーンはOKなんだろうか。まぁ、実際はこの頃はタバコどころか、マリちゃんやってたらしいけどね。
Rubber soulは、青春・男と女編って感じだけど、Helpは青春・友情編って感じだな。あのカリブ海の青い空がそんな感じをいだかせるんだろうかね。

If you don’t take her out tonight, she’s going to change her mind,
and I will take her out tonight, and I will treat her kind.

You’re going to lose that girl

今夜デートに連れ出してやらないと彼女は心変わりしちゃうよ
代わりに僕が彼女を誘い出して やさしくしてあげるんだから

友情とみせかけながらしかし、下心、ってところが面白い。ビートルズのお茶目なところが出てるよね。

最も、「Help!4人はアイドル」的な爽やかな曲。日本での人気あったんだよ。

Ticket To Ride
★★★☆☆


◆(Lennon=Maccartney) V=John 収録日=1965/2/15

●邦題は「涙の乗車券」。
●リードギターはポール。


DAIHATUタントのCMで速水もこみち、入山法子が雪の上に倒れこむシーンは、HELPでこの曲がかかったときに4人が倒れこむ倒れ方のパクリか。

後に、リンゴはこの「Ticket To Ride」のドラミングを自分のベストとしてたたえていたんだけど、恐らくそれほど、この曲ってこの時代にしてはハードロックだったんだろうね。ジョンもそんなこと言っていたような。

注目は次の1行

She don’t care
僕の気持ちも考えずに

文法的に言えば、She doesn’t careでしょ。それをdon’tにしてるっていうのは、語呂って事がいいからってことだけど、同時にこの歌は黒人ブルースとかから影響受けてますよって事も示してるんだと思う。

ちなみにここで、ビートルズの曲3大文法間違いをここで発表します。

1)She don’t give boys the eye
彼女は他の男には見向きもしないShe is a woman)
2)And if somebody loved me like she do me
もし、彼女のように愛してくれる人がいたとしても(Dont’t let me down)
3)She don’t care
僕の気持ちも考えずに(Ticket to ride)

ねっ、3曲ともなんとなく黒っぽいでしょ。
また、確信犯的な間違いとなるとGetting better の次の1行

Me used to be angry young man
以前の僕は怒れる若者だった

あえて、学校に反抗的ってことを表現するために、IをMeにしているんだ。文句あるか、これだって意味は通じるし、カッコいいだろうって感じだよね。

当時、最高のハードロック。

Act Naturally
★☆☆☆☆


◆(Bonny Morrison/Johnny Russell) V=Ringo 収録日=1965/6/17

●日本ではYesterdayのA面として発売された。


さすがにアメリカでは、A面YesterdayでB面がこのAct Naturallyが来ているが、日本では逆だ。責任者の顔がみたいとはこのことだ。(といっても、見たら見たで、あっどうもって感じなんだろうけど)多分、映画「Help!」の主人公リンゴを売ろうとして、この曲がHelpに入り、それにつられて、この曲がA面になったんだろうけど、今も昔もプロデュースは難しいって事だね。

なぜか、YesterdayのA面として発売された期待的には超大作。

It’s Only Love
★★★☆☆


◆(Lennon=Maccartney) V=John 収録日=1965/6/15

●ジョンが後に一番嫌いな曲と非難。


ジョンが後に嫌ったというこの曲。多分、歌詞が他愛もなかった事がその理由だった。確か、ジョンレノンミュージアムにこの歌詞の草稿が残っていて、語呂のあう単語がいっぱい書いてあったような。それを見たとき、結構大変な作業だな、って思ったよ。でもそれでもピタってこなかったんだろうな。確かに以下のところはちょっとどうかなって思わなくもなくもない。

Is it right that you and I should fight every night?
Just the sight of you makes nighttime bright, very bright.

毎日喧嘩するなんてこんなことでいいんだろうか。
君がいれば夜の闇も真昼のように明るく輝きだすんだ

rightとfight と night と sightと(また)nightとbrightこれらが、語呂あわせになってるんだけど、ここの[fight every night]ってのが、ジョンにとってあまりにもリアルな感じがして嫌だったんじゃないかな。

あくまでこれは僕の邪推だけど、ジョンって正直だから、その後に自分の以前の暴力行為に対して相当な嫌悪感を持ったんだと思うよ。だから、Run for your lifeにしたって、And your bird can singにしたって、そういう他人に対する非難とか暴力を感じさせるような曲は嫌だったんじゃないかな。自分の汚点としてさ。

特にこの曲は主題としては、ただのラブソング、サブ題として語呂合わせ、でそこに自分の実人生(本音)がチラって見えたのが嫌だったんじゃないだろうか。

ジョンが嫌ったというけど、曲的には悪くないよね。

You Like Me Too Much
★★★☆☆


◆(George) V=George 収録日=1965/2/17

●ポール、ジョージマーティンがピアノ、ジョンがエレピを弾く。


オープニングとエンディングがマーティン、間奏のギターとの掛け合い部分はポール、歌の伴奏部分はジョンという具合にそれぞれがピアノを弾いているらしい。確かに、上手さはマーティン、ポール、ジョンの順番だ。特にオープニングとエンディングのピアノの力強さは、なかなかのもの。逆に伴奏ピアノ(エレピ)はなんとなく弱弱しい。

しかし、部分部分でピアノ奏者が変わるのってこれって実験的って言うんだろうか。どうせなら、ジョンがアコギにまわって、ポールはベース、マーチンがひとりでピアノでよかったのではないだろうか。全く、余計な御世話ではあるが。

ジョージの曲なのに、みんなでキーボード共演したというプチ実験曲。

Tell Me What You See
★★☆☆☆


◆(Lennon=Maccartney) V=Paul 収録日=1965/2/18
●ギロの演奏はジョン。


こういう渋い曲を2人でさらりとハモりながら歌いたいものである。
さて、この曲の特徴つけているのはジョンが弾く「ギロ」である。

奥田民夫プロデュースの「これが私の生きる道」は、Twist&ShoutShe loves youNowhere manPlease please meDay tripper等がちりばめられていてるが、ギロを使った部分はこの曲からの引用なんでしょうか。それもあやしいくらいこの曲は地味だ。おそらくこの曲は、What are you doingI’ll get youと並んでビートルズの中でもかなり話題にされることの無い歌だと思うよ。これは。

嫌いって言うんじゃないけど、好きでもないってポジションの曲。

I’ve Just Seen A Face
★★★★★


◆(Lennon=Maccartney) V=Paul 収録日=1965/6/14

●邦題は「夢の人」 。


ポールがウィングス時代にもよくライブでやった曲だ。Wings over Americaでも演奏されている。3人によるアコスティックギターの共演。これが、3年後位だったら、ポールひとりで録音しちゃっただろう可能性の高い曲。いつも間にかカントリーのスタンダード曲になってしまっているところが、凄い。この曲は歌詞を覚えるとカラオケ楽しい曲だ。
そういえばイルカ(日本のフォークシンガー)に夢の人ってアルバムがある。イルカさんもビートルズ好きなんだろうな。このアルバムの一曲目がラバーボールだもんな。
歌詞は結構普遍的な一目ぼれの歌だな。まるで電車男のようにシャイな男の一目ぼれ。これってポール自身じゃないことは断言できる(笑)。どっちっかって言えばジョージっぽい歌詞だよね。
そのあたりを紹介してみましょう。

I have never known the like of this,
I’ve been alone and I have missed things and kept out of sight
But other girls were never quite like this

こんなの生まれて初めてだ
ずっとひとりぼっちで損ばかりして
隅のほうにちじこまっていた僕
彼女のような娘はどこにもいなかった

僕の妄想だと、この青年と彼女は、Drive my carで不釣合いな付き合いをはじめる。ここでスターになることを夢見る彼女はアメリカに渡り、大スターに。Honey Pieで悲しいオチを迎えるんだ(笑)。

いまやカントリーのスタンダードに。さすがポール。

Yesterday
★★★★★


◆(Lennon=Maccartney) V=Paul 収録日=1965/6/14,17

●ポールがある朝、起きたら頭の中で鳴っていたという曲。
●ビートルズナンバーの中で最も多く(3000種類以上)他のアーティストにカヴァーされた曲として、ギネスに掲載される。
●アメリカでの放送回数が700万回以上。イギリスのアーティストでは最高。
●ポールが麻薬取り締まり法違反で投獄された時に、この曲を歌って看守、及び塀の中の面々と親睦を深めたという心温まるエピーソードが残っている。


ポールの天才を語るとき、必ず引き合いに出されるのがYesterday誕生にまつわるエピソードである。誰が、朝起きてこんな名曲が鳴っているというのだ。まさにポールが神に選ばれた人ってことの証明だよね。

そのポールの言葉を証明するかのように、この曲のAメロは七小節しかないんだよね。普通は、八小節でしょ。それでも全く自然なのがこの曲。まさに天から舞い降りてきたようなメロディとはこのことだ。しかも、ポールが面白いのは、自分でこの曲を作ったっていう意識が無いこと。とりあえず朝だからスクランブルエッグという名前をつけただの、みんなにこの曲知ってるって聞いて回っただの。リンゴあたりが、それは僕が作った曲だよってジョーク言っちゃえば、これはリンコ作曲ってことになったんだろうけどね。チャンス逃したな。リンゴ。

そして、このポールの「神からの曲授かり体験」に対して、最も嫉妬を感じたのはジョンだった。逆にジョンは明け方5時間位、自然に曲が湧いてくるのを待ったけど、出来なくて、あきらめた瞬間にNowhere Man が出来たっていうエピソードがあるよね。このNowhere Manだって相当な曲だと思うけど、寝て起きたら、頭の中にっていうのとはちょっと違う。このNowhere Land空想の世界)にいる男ってのは、ポールの事だってジョンは言ったらしい。それほど、ポールのYesterdayを意識していたって事だと思うんだけどさ。
後のジョンの「ビートルズはキリストより有名発言」の伏線はYesterdayを作ったポールに対する嫉妬にありと僕はにらんでいる。「何で神は俺にそういう体験をくれなかったんだ」っていう逆恨みさ。
でも、後に、ジョンはAcross the Universeの詞で同様の体験をする。でも、その時の神はキリストじゃなくてインドの神様なんだろうな。OM。

この曲はビートルズの曲の中で初めて、ポールと外注の弦楽団だけで録音され、他のメンバーは参加していない。それにもかかわらず、大ヒットしてしまう。それがまた、上記のようにジョン及び、他のメンバーの嫉妬をかった。そういう意味で、この曲の出現は、ビートルズ崩壊の遠因を作ったと言えなくも無い。

世界一の名曲。と言っても過言ではないよね。

Dizzy Miss Lizzy
★★☆☆☆


◆(Larry Williams) V=John 収録日=1965/5/10
●作曲はラリーウィリアムス、ビートルズのカヴァー曲の中では最も遅い時期の曲?


ジョンの叫び声もむなしく、とか、ジョージのギターはつっかえているぞ、とか、やたらに非難を浴びがちの曲。ジョン自身そんな批評にいつか復讐してやろうと思ってたんだろうと思う。ウルッセー僕はこのロックンロールが好きなんだってね。

その証拠に、解散直前の1969年のトロントでのロックンロールリバイバルライブで名だたるビートルズの有名曲ではなく、この曲を演奏したもんね。

気持ちと演奏のズレが逆に面白い曲。

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