関口宏の「水曜ノンフィクション」って存在意義ある番組?

関口宏の「水曜ノンフィクション」を見た。

番組の雰囲気は、「サンデーモーニング」の特集版といった感じだが、毎回、じっくりと特集のドキュメンタリ(ノンフィクション)を放送するらしいが、放送開始して数回、視聴率的にはかなり厳しいというニュースが伝わっている。

12日放送のテーマは、ネット社会の光と闇~”悪魔の暴走”と”闘う人々”。

関口さんの番組らしく、視聴ターゲットをネットとかコンピュータとかにどちらかといえば疎そうな階層(ようするにオヤジ層)にしぼり、学校裏サイト、闇サイト、それらの監視会社の現状、韓国における有名女優を自殺にまで追い詰めた中傷事件等の紹介。”光と闇”というわりに、ほぼ100%が闇に偏ったドキュメンタリだった印象。

「お宅のお子さんが、ネットという危ない世界でイジメられてないですか、悪に巻き込まれてないですか、大丈夫ですか?」という脅迫的な話の流れは、おなじみの展開だけど、子供が被害者になってるかもっていう心配よりも、加害者にならないように、厳しく躾てほしいよね、親御さんには。

当日のゲストの安川雅史氏は、「だから親御さんも、ネットの現状を把握してください。」って言ってたけど、恐らく、それは無理だし、無駄だ。
この人、「学校裏サイトからわが子を守る!」とか書いている人だから、本を売りたいってのはわかるけどさ。

番組HPには、プロデューサー・南部雅弘氏の言葉として「関口宏の持つプレゼンテーション力と時代を斬るセンスを生かし、」とあるけど、その当のアンカー関口氏の一言が「私はもう完全に取り残されていまして、ハハハ...」じゃ、低視聴率も仕方がないか。

少しは勉強したほうがいいですよ、ってスタッフの誰かが言ってあげたら、どう?言えないか。

まさむね

 

Tags: ,

Comments are closed.